国産ログハウス

近年は環境問題や、日本の気候には日本の木がいいという意見などから、国内のスギやヒノキを使う、国産のハンドカットログハウスも増えているそうです。

魅力としては、なんといっても自然そのままの丸太が織りなすダイナミックさと、手づくりならではの温かみにあると思います。

まるで森の中で生活しているような安らぎももたらしてくれます。

壁も当然厚いため、断熱性の優れるグハウスの中でももっとも高い。

デメリットとして挙げられることは、手作業での加工になるため、ログビルダーの技量によって、仕上がりに差が出ることと、自然木なのでセトリングの影響も大きいこと。

また、機械で製材されるマシンカットログハウスよりも、材料費、人件費が割高になる傾向があります。

ハンドカットの魅力

ログハウスの原点、素朴な丸太小屋から進化したハンドカットログハウス。

昔ながらの構法の家は、より魅力的で住みやすくなっています。

ハンドカツトログハウスの魅力は、ダイナミックさ・重厚感・壁を構成する丸太の素材感です。

丸太が太いだけでなく、木の表面、曲がり材など、自然木の個性が大胆に生きてくる建物です。

柱などに動物などを模して彫刻を施すカービングや、仕切り壁を美しく仕上げるアーチカットなど、遊び心あふれる仕上げもハンドカットログハウスならではの醍醐味です。

ログハウスの転機

1973年に、マッキー・スクライバーが考案されて、精密なノッチ加工が可能になりました。

これにより丸太の家の居住性が格段に向上していきました。

一方、1950年代、ログハウスの発祥の地のひとつといわれる北欧フィンランドでは、機械で均一に製材したログ材を使うマシンカットログハウスが世界で初めて誕生しました。

手作業で加工をするハンドカットログハウスよりも、当然施工が簡単で工期も短いことが特徴です。

さらに北欧らしい現代的なスタイルが、住宅地にも受け入れられるようになり、爆発的に普及していきました。

丸太組構法技術基準

準耐火建築物以外の建築物の屋根、および外壁についても制眼があります。

内容は、準防火地域で制限されているものとほぼ同様です。

また、ログハウスをプランニングする場合にぜひとも知っておきたいのが、「丸太組構法技術基準」です。

この基準には、ログハウスの大きさや施工方法などが細かく規定されています。

斜線制限と日影規制

建物の形状を決定する為に計算を必要とするものが斜線制限や日影規制などです。

なお、これらの設定はさまざまな条件によって多少緩和される場合もあるので、事前に役所に確認しておきましょう。

建築基準法では、「都市計画区域内の建築物の敷地は、原則として幅4m以上の道路に2m以上接していなければならない」と定めています。

規制

ログハウスに限ったことではありませんが、家を建てる場合には、その敷地にかかわっている規制をクリアすることが必要になります。

逆にいえば、これから土地を探すときには、あらかじめその敷地にかかわる条件を調べてから購入を孝えるべきです。

せっかく手に入れた土地なのにログハウスが建てられない場所だった、なんてことにならないようにしましょう。